Short

□lovesickness.
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「AからEまでの団体、1を3にしたほうがいいかもしんない。」
[OK]

「…で、Bのガキ、黙らせて。」
[ソレは難しいぞ]

「……あと、Xで居眠りこいてるうちの研究員、起こして」
[今音響を上げた]


照明を少し落としたPC画面の詰まった個室の中で、一人の女性がキーボードを打ち、なにやらブツブツと呟いている。
人間は彼女一人のはずなのに返事も聞こえてきている。


「…さて、Mの部屋が空になれば今日の開放は終わりよね」
[あぁ、そうなるな]


彼女はふぅ、と一息吐いて天井を見上げた。
AからXまでの序列が振られている画面の中の人影はMの一つだけ。
これが終われば彼女の仕事が一段落する。
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