=Poem=


□空 (五つ)
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高く 高く跳ぼう

手が届くまで

そうして僕は空とひとつになる




雲が流れて
空が落ちた

何かを見ようとして
地平線に見えたのは
幻に映えた蜃気楼




どうか許して
こんな私を

何もできずに
祈るように空を仰ぐこの私を

只泣くしかできない私を




さぁ指を出して

空に描こう
僕らの生きていく道を




ほら
気がつけば

僕ら皆同じ空の下に生きている

こんなにも容易く
簡単な事なのに

いつも雲を見失ってしまうんだ

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