短編集

□欲しいもんは欲しいんだ
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沖「第18回!!」


神「第14回!!」


新「だ、第16回……」


沖神「「今年こそサンタさんを呼び込むぞ会議ィィィィ!!!!!」」ドンパフ


新「ええええぇぇぇぇ?!?!?!」


沖「メガネ、気合が足りねぇぜィ。」


新「まずお前のキャラが違うことに気づけェェェ!!」

















新「つまり、サンタの存在こそ信じてはいないけれどサンタにプレゼント貰いたいと。」


神「そのとおりアル。じゃなかったらコイツなんかと新八の家に集まったりしないネ。」


新「うん。夜中になんだって思ったよ。」


沖「夜中じゃねぇーと姐さんがいるからな。」


新「姐さんって呼ぶのやめろ。本当にゴリラとくっついたみたいだろうが。」イラ


神「そんなことより早く作戦会議するネ。早くしないとクリスマスまで日は近いアル。」


新「実際作者がこれ書いてるときはクリスマス過ぎ去って一月の終わりだけどね。作者受験生だけどね。がっつり一般入試だけどね。」


沖「やっぱりサンタに手紙書くのが一番だと思うんでさァ。」


神「でもこれ見よがしに手紙書いても無理アルヨ。」


新「あ、僕の話はスルーか。」

新「てか、僕は毎年プレゼント貰ってますよ。」


神「裏切り者ォォ!!」ゲシッ


沖「メガネの癖にィィ!!」ドカッ


新「蹴りと殴りを同時に?!なんでこんな時だけ息ぴったりなんだコンチクショウ!!」


沖「いったいどんなプレゼント貰ったって言うんでィ。」


新「普通ですよ。あんまりお金は使えないんで…」

新「姉上からはいつものダークマター。」

新「サンタからは手編みの歪なマフラーとか市販のお菓子の詰め合わせとかですかね。」

新「姉上はサンタの正体を隠してるつもりなんでしょうが、丸わかりですから。」


神「羨ましィィィィ!!!!」ゲシッ


沖「このモブメガネがァァァ!!!」ドカッ


新「痛い!!二人からの同時攻撃マジで洒落になんない!!というか沖田さんキャラ違う!!」


沖「俺なんかなァ…毎年毎年姉上からの激辛料理しか貰ったことねぇんだぞォォォ!!!」

沖「しかも今回は姉上いないからそれすらもねぇぞコノヤロー!!」

沖「いま自分で言ってて泣きそうだチクショー!!」


新「最早口調すら変わってるぅぅ?!?!」


神「まだマシな方アル!!私なんかクリスマスと言うものすら知らなかったアルヨ!!」

神「しかも実の父親に貰った誕生日プレゼントの記憶が変なエイリアンの足!!!」

神「子供になんつートラウマ植え付けてるアルカあの糞親父ィィィ!!!」


新「それは坊主さんが悪いわァァァ!!てか神楽ちゃん喋りすぎィィ!!」


沖「ここまで地の文が一つもないという悲劇。」ププ


神「今回は地の文なしって言ってたネ。」


新「そうそう、今回は完璧ギャグで行くつもり…って何言わせてんだァァ!!メタ発言んんんん!!!」


沖「もう、話それ過ぎですぜィ」


新「誰のせいだと思ってんだ。」


神「というか最初は私とドSだけでやろうと思ったネ。」

神「なんだかんだ言いつつ新八がサンタからプレゼント貰ってるのは予想ついてたからナ。」


新「じゃあさっきなんで蹴ったの?」


神「メガネだからじゃねぇの。クソ。」


新「なに?!反抗期?!反抗期なの?!」


沖「でもメガネも旦那からはプレゼント貰ったこと無いでしょう?」


新「ええ、まぁ…ありませんけど…」

新「というか土方さんなら兎も角、近藤さんらへんならこっそりベッド脇にプレゼントとかおいてそうですけど…」


沖「何言ってんでィ。近藤さんはチェリーボ…………父親になれなかった男だぜィ。」


新「カッコ良く言ってるけどそれただの童貞だから。」


沖「そんな近藤さんに子供である俺にサンタとしてプレゼント、って言う発想はねぇよ。」

沖「大体あそこにゃあ子供は俺しかいねーしな。」


神「話聞いた時からこいつのドSのSはサンタのSってわかったアル。」


新「それは違う気がする。」


沖「だが俺もチャイナもある意味普通の家じゃねぇからねィ。the平凡なメガネに意見を聞きに来たんでさァ。」


新「the平凡で悪かったなオイ。」

新「まぁ、簡単に言ったら『たまには子供扱いされたい』ってことですか?」


神「違うアル。ただプレゼント欲しいだけアル。」


新「動機が不純じゃねぇか!!」


沖「とにかく、メガネも旦那からプレゼント貰いたいでしょう?だったら協力してくだせェ。」


新「はぁ……分かりましたよ。」

新「で、なにするんですか?」


沖「旦那も近藤さんも子供をもってないのを利用しやす。つまり、子供は二十歳までサンタを信じてる、って思わせるんでさァ。」


神「私達の方は、『周りにいる大人の数だけプレゼント貰える』設定アル。」

神「それなら新八が毎年姉御に貰ってても違和感ないし、上手くいったらゴリラやマヨからも貰えるネ。」


沖「俺の方は『毎年姉上が用意していた』設定でさァ。」

沖「さらにチャイナの話を聞いて今年はいっぱい貰えるって期待してる設定でもある。」


新「意外としっかり考えてんなオイ。」

新「僕もたくさん貰えるなら貰えるで嬉しいからいいんだけど。」


神「じゃあ、早速開始するネ!!」


沖「おー!!」


新「なんでこの二人こういう時だけ息ピッタリなんだろう……」
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