お題/シリーズ

□俺を彼氏にしてみない?
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「お帰りメェ」
「ただいまー」
「任務お疲れ様メェ」
「ありがと、羊。平門は?」
「部屋にいるメェ」

任務から帰った名無しさんを迎えた羊を撫でて平門の部屋へ任務の報告に向かった

「平門ー?入るよー?」
「どうぞ、」

部屋に入るとすでに紅茶が用意されていた

「お帰り、名無しさん。紅茶でも飲んでいくといい」
「私、報告にきただけなんだけど…」
「いいじゃないか。たまにはゆっくりしていったらどうだ?」
「どうも…」

一通り報告も終えて、紅茶も飲み終えた名無しさんは部屋を出ようと立ち上がった

「それじゃ、報告は以上!紅茶ごちそうさまでしたー」
「もう戻るのか?ゆっくりしていけと言っただろう。」
「いや、もう報告も終わったし…」
「たまには任務以外の話しでもしようじゃないか」
「はぁ…」
「名無しさんは花礫みたいなのが好きなのか?」

急に直球な質問をしてくる平門に驚きを隠せない名無しさん
なぜこんなことを聞かれなきゃならないのだろう…そんなことを考えていたら更に質問責めにされた

「與儀か?いや、お前は案外喰みたいなやつが好みなのかもしれないな…」
「いやいやいや、誰もタイプじゃないんで。」

「私は大人の余裕と色気がある人がタイプなんです!あんな生意気なガキとかナヨナヨしたやつとか陰険なメガネなんて興味ないですよ…」
「そうか、大人の余裕と色気…それじゃあ名無しさん」

俺を彼氏にしてみるか?

「何言ってんのアンタ?なんなの急に頭でもぶつけた?」
「おいおい、酷い言われようだな。俺はいたって平常だ」
「あっそ。じゃあ失礼します」
(静まれ私の心臓!)

「ふぅ、名無しさんを落とすのはなかなか根気が必要だな」


 

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