短いお話

□腕の中に
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ニャンペローナショップで買ったたくさんのグッズ達。
別にニャンペローナ自体は好きなわけじゃないけど、與儀がやってるから好き。そんな理由で買い集めた。

「わぁ、名無しさんちゃんのお部屋ニャンペローナでいっぱいだね!すごーい!」

與儀に見せたくて誘ったら意外とあっさり来てくれた。
普通、女の子の部屋にくるのはちょっとは躊躇うんじゃ…でも與儀だし…誘ったの私だけどなんか複雑…

「名無しさんちゃん?どうしたのー?」

急に顔を覗き込まれてビックリした…

「な、なんでもないよ!」

與儀を見るとニャンペローナの特大ぬいぐるみを抱きしめてニコニコしている

「いいなぁ…、私もギュってされたい…」
「えっ名無しさんちゃん、今なんて?」

ヤバい!口に出てた!
と思った時には私は與儀の腕の中

「僕はね、名無しさんちゃん。君を僕の腕の中に閉じ込めちゃいたいっていつも思ってたよ」

見上げた與儀の顔は真剣で、少しドキッとした

「與儀…今ちょっとトキメいたんだけどね、ごめん。なんかそんな台詞どっかで聞いたことある気がするんだけど」
「えっ!そうだったっけ!?でもでも!ホントにそう思ってるから!俺、名無しさんちゃんが大好きだから!」

腕の中に、


そう言ってまたギュッと抱きしめてくれた與儀の顔はさっきとは違い真っ赤だった

「私も、與儀のこと大好きだよ」

抱きしめ返せば更に赤くなった

(名無しさんちゃん可愛すぎ…!)



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