奇行少年と平凡少女
□いつもの朝
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その日、私はメールがこないか何となく期待していたけれど、着信音は鳴らなかった。
そして迎えた次の日。
「美潮、起きなさい!」
「はいはーい」
だるい体を無理矢理起こして、制服に腕を通す。
「綾香ちゃんが待ってるわよ?」
「うん・・・」
玄関を出ると、いつもどおりに綾香が立っていた。
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