DreamU.

□知らないうちに
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涼花SIDE


この前の一件以来



名無しさんが甘えてくれるようになった



「涼花〜」



「ん?」



「ねむい…」



なんて私の肩に頭を預けてくる



次の瞬間にはもう私の肩の上で、すーすーと可愛い寝息をたててる



大きくて愛らしい目は伏せられて、


長くて綺麗な睫毛がすっと伸びてて先が少しくるってしてるのが可愛い




「…っ」





……。



あれ、私今なに思った?




ちゅーしたいとか思った?



もしかして私が必要以上に名無しさんに構いたがるのは



自分でも気づいてないうちに惹かれてたから?



そう思ったら一瞬で顔に熱が集中した



すぐ近くで聞こえる寝息に更に心臓がうるさくなる



ドキドキとうるさく高鳴る鼓動で起きちゃわないかなって心配になるくらい




名無しさんは私とぱるるさん以外には未だに塩対応で素っ気ない




だから少し望みあるんじゃないかな、なんて
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