DreamU.
□いちばん近く
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「あのさあ…」
いきなりくるっとこっちを向いて止まった場所は校舎裏
人は全然おらんくて、私と先輩だけ
ダンッ
「わっ」
「ごめん、好きやねん、めちゃくちゃ。もうどうにもできひん」
「ちょ、せんぱ…っ、んっ」
名無しさん先輩からの深い口づけ
驚きのあまり声どころか反応もできひん
「嫌やったら、突き飛ばしてええから」
そう言うと名無しさん先輩の手がシャツの下からするすると入ってきた
「…はっ、ん、」
好きな人の手
名無しさん先輩の手
それだけで嬉しくて泣きそうで
名無しさん先輩のひとつひとつの刺激に自分の身体が敏感に反応する
すーっと先輩の指がお腹を伝って下に降りてくる
「…少しは感じてくれてるみたいで嬉しい」
って切なそうに言った
ちゃう
私やって、いや、私の方が先輩のこと好きやのになんでそんな顔すんねん
口にしたくても先輩の指に掻き回されてるおかげでまともに喋れへん
「苦しそうやね、今楽にしてあげる」
先輩はそう言うと指のスピードをいきなり上げて
そのままイかされてしまった