DreamV.

□どーん!
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しばらくそうやってゴロゴロと喉を鳴らす猫のように私に擦り付いていたのに、いきなりはっとして






「あ、したいこと思いついた!」





少しいたずらな顔で、なんか誇らしげ






「ん?なに?」




「あの…」



ちょいちょいと手招きされたので、膝に座ってる名無しさんに少し顔を近づければ耳打ちで






「ここで、ちゅーしたい」





!?!!!?!




ここで!?



メンバー結構おるのに?




えっ、えっ、って自分の中で葛藤してたら





袖をちょいちょいと引っ張られて






「なぁ、ダメ?」




なんて首を傾げる





さあ、果たしてNOと言える人はおるんやろか







「いっ、1回だけやで?」




そう言って愛しい彼女に口づければ


小さく笑ってから



“ けいちゃん大好き ”




なんて無邪気に笑った





ああ、どうしよう





にやにやがおさまらへん



あぁ、もうほんまどうしよ…、



「ん!にゃにしゅんねん、」



いきなり名無しさんが私の顔を両手でぎゅっと挟んだ



それから



「けいちゃん……………………やからな!」






私はもうきっと一生名無しさんしか見えない







“けいちゃんニヤニヤさせていいのは名無しくんだけやからな!”







end
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