DreamU.
□お酒のせい
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名無しさんと2人だけのごはん
名無しさんの家で名無しさんの手料理
「久しぶりやね、こうやって2人でゆっくりするの」
「やね、彩忙しいから体とか大丈夫かなって思ってたけど案外元気そうで安心した」
ふにゃって笑う名無しさんにドキッとする
付き合ってるわけでもない名無しさんと2人きりになれることなんて本当に少なくて
今折角2人きりやのに次2人で会えるのはいつになるんやろなんて考えてしまう
出会ったときはお互い高校生やったのに、2人とももう成人して当たり前のようにお酒を飲んでる
時の流れは早いなぁって少ししみじみする
「そう言えば、名無しくんが初めてお酒飲んだ時も彩と2人やったなぁ」
同じこと考えてたって少し嬉しくなる
それからお互いの仕事のこと、夢のこと、これからのこと、くだらないこと、他愛ないこと
いろんなことを話した
他の人には言えへんことも名無しさんやったら不思議と言えて
改めて名無しさんは私の中で大きい存在なんやなって実感した