DreamU.

□ジキソー未だ昼寝中
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わいわいがやがやとうるさいいつもの楽屋



いや、寧ろいつもよりうるさいかもしれない



今日は握手会



地方グループのメンバーとも会える貴重な機会だったりする



SKE、NMB、HKTにも会いたい人はいる





けど、こんな時はあの人のとなりって決めてる





同じAKBと言えど、最近忙しくって会えなかった分たくさん話そうって思ってたのに




肝心のそのひとは机に突っ伏して寝てる




「ゆーい、ねえってば、ゆい?」




ぜんっぜん起きない




少し残念だけど、由依の寝顔はなんだかすごく癒される




指でほっぺをつんつんすれば




「ん…ぅ」




って少し眉を寄せてすぐにまた規則正しい寝息に戻った




次は唇


ぷにぷになその唇に指を押し当てる



きゅ




「わ、」



由依が手の親指を握ってきた




「…ん、いたずらはあかんで、起きたら私も仕返すからな〜…」




なんて寝ぼけ声で言って満足そうに笑ってまた寝入ってしまった




そんな由依がなんだか微笑ましくて思わず頬が緩む




こんな由依だけど、次期総監督に指名されて



きっと背負ってるものも大きいんだろう




最近よく楽屋で寝てる



よく見れば目の下にうっすらクマがある



どのくらい疲れてるんだろう




どのくらい大きいものを背負ってるんだろう




名無しくんにはわからない




普段弱音を吐かない由依だから、すごく心配になる




だから、名無しくんにだけはたっぷり甘えさせてあげよう



握られたままの親指と未だに寝てる由依を見て1人で必死にニヤつきを抑えて





白いほっぺにキスをした






end

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