DreamV.

□君の一番好きな顔
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「ただいまー…あれ」



いつもならドアを開けるや否や“ソルト〜!!”って飛びついてくる名無しさんが来ない



「んー…寝ちゃったかな」



リビングのドアの隙間からリビングを覗くとなんだかよくわからない物体がモゾモゾ動いてる



ガチャリっとドアを開ければ



「うわぁ!!!…そっ、ソルト?」



「え、名無しさん何やって「ソルトっ!」




物体の中から名無しさんが飛び出して抱きついてきた



名無しさんの体は少し震えてて、目には涙が溜まってる



う…///可愛い…っ



「あ、あの…っ、怖いテレビ見ちゃって…ぇと、こっ、怖くて…っ」





まるで子犬が怯えてるみたいで名無しさんには申し訳ないけどなんだか少し微笑ましい



「名無しさん、ごはんは?」



「…食べた」



「じゃ、お風呂は?」



「怖くて…1人じゃ入れない」




少しむっとしながらすがるようにこっちを見てくる



「ん、じゃ一緒に入るか」



ぱあっと顔が明るくなって



「ソルトだいすきっ!」


って抱きついてきた



あーもうほんとに調子が狂う
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