DreamV.

□いたずら
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「うわ…っ、やられた…またか」



ちょっとトイレに行ってカバンの中を開ければメイクポーチの中身がぶちまけられてる




「こら!柊!」



「あ、名無しさんさんや〜なに?」



なぎさとみるとわいわいやってる柊の目の前に立って問い詰める




「なに?やないやろ?これ、ぶちまけたん、柊やんな?」



「えっ、ちゃうで?なんですぐ柊って決めつけんねん」



なんてすっとぼける


「柊以外に人のカバンにメイクポーチぶちまけて、カエルやら虫やらのおもちゃ入れるやつおるんか?」


いるわけない



「う…」



やっぱり図星




「ごめんなさいは?」






「…っぷ、くくっ、そんな顔で怒られても全然怖くないで」




周りを見ればなぎさも美留も少し離れたとこで彩やりぽぽも笑ってる




スマホのインカメラで見てみれば、マジックで書かれた太い眉にぐるぐるほっぺ、ご丁寧に鼻水まで書かれてる




トイレ行く前に寝てた時か




「…柊?」




「水性やで?」



小首かしげて可愛く言ったって無駄や



机の上に置いてあったメイク落としで自分の顔を乱暴に拭いて、ニヤニヤしてる柊を楽屋から引っ張り出した
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