DreamV.

□だーれだ
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「だーれだっ」



ほんっまに頭悪い



「名無しさん」




「えー!なんでわかったん!?」




声低くしてみたのにーなんて唇尖らせてぶーぶーいってる



あら、かわいい



じゃなくて



「いや、ここに鏡あったら見えるやろ、あほ」




「あっ、ほんまや」




ぺろっと舌を出して恥ずかしそうに笑う名無しさんはなんとも可愛い




ここは学校のトイレで、私は洗面台の前に立ってる



だーれだなんて、声を変えて言われたって背後から近づいてきたのは鏡でばっちり確認済みでわからないわけがない





まぁ、鏡がなくたって名無しさんだって当てられる自信はあるけど




「なあ、さやか」



「ん?」



後ろからぎゅーって名無しさんが抱きついてきた




「すき」




これっぽっちも想像してへんかった言葉に顔が熱くなる





「ほら、名無しくんらクラス結構離れてるやん?やから、お昼と放課後以外で彩に会えるの嬉しいなーって」




鏡の方に目をやれば、私の肩に顔を乗っけて満足そうに笑ってる名無しさん




思わず自分のお腹にまわってる手を取って名無しさんを個室に押し込んだ




「えっ、ちょ、彩?」




幸いトイレには他に誰もいない



授業間の休み時間やから、きっともうじき鐘が鳴る



名無しさんの両手を壁に押し付けて、少し戸惑ってる整った顔に深く口づける




「んっ…」




久しぶりに聞く大好きな人の甘い声




口を離せばすでに頬は赤く染まってとろんとしてる



「えっろい顔、誘ってんの?」





「…誘ってへんし」




ふいっと顔を背けて、ぷうってほっぺを膨らませる




「でも、そういう顔に見えるな〜、赤くなってるし」




「そんなんっ…そんなん…彩にキスされたから…っ///」





さらに顔を真っ赤にしてそんなことを言う名無しさんにもう我慢なんて効かない




「あかん、もう無理」




名無しさんの胸元のボタンを開けてがっつく




キーンコーンカーンコーン




「ちょっ、彩っ、鐘が…っ、あっ、授業、はじまるって、んっ」





「いいよ、サボれば」



ブラをずらしてすでに主張してるソレを甘噛みする




「ひゃ、ぅ…っ、ん、はっ」




「やけに感度ええやん、久々やから?それとも学校やから?」




ゆびでくにくにと中心を摘みながら耳元で訪ねてみれば




「久々の…っ、彩やからっ」




だってさ




「…狙ってやってんの?そういうの」




「ちが…っ!ああ…ッ」




シャツの前を全部開けて名無しさんを便器に座らせる




名無しさんへの愛しさを伝えるように






うなじ


胸元



お腹



と順に何度も何度も唇を寄せる




「は…っ、んんっ、ぅ」



私の髪の毛をくしゃっと握って、快感を堪えるかのように唇を噛み締めてるのがなんとも可愛くって




口角が上がるのが自分でもわかる




「うっわ、もうびっちゃびちゃやん」





「うるさ…っ、ん、言わんでや、あほ…っ」




少しいじわるしたくなって




「みんなが真剣に授業受けてるのに名無しさんはココこんなにしてるなんて、ほんっま変態やな」




なんて言えば



「だってぇ…っ、きもちい、い…っ、」




なんて目を潤ませる




鼻血が出そうなほどの破壊力をなんとか受け止めて



「まだ内腿しか触ってへんで?」




とさらに言葉で攻める




「あっ、さ、やか…っ」




すっと頬に名無しさんの手がのびてきて名無しさんの方を向かされる




「も、おねがい…彩がっ、彩がほしいねん…っ」





「ぇ、あ、うん…っ」




あまりにも妖艶なその姿に息を呑む






名無しさんのパンツを下ろして、ゆっくり指を沈めていく




「は…っ、ああっ、ん」




指の出し入れを少しずつ速めながら、その上にある蕾を舌で刺激する




「あ…ッ、それ、あか…んっ、ぁ、やあ…ッ」




名無しさんの手に力が入る




「もうイきそうなん?」




「んっ、あっ、は、…イ、きそう…っ、や、はっ、さ、やかあっ」





甘すぎる声で名前を呼ばれると背筋がぞくりとする




「ん///イかせたる」




指のスピードをよりいっそう速めて蕾を吸う




「ひゃあ…ッ、も、むり、いっく、さやかッ、あっ、さやっか、ああッ」
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