Dream.
□他でもないキミ。
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「りーえちゃんっ!」
「っ!?名無しくん?」
い、いつの間に
てかほんとかっこい…
「里英ちゃん?」
「へ?あっ、ごめんっ!」
本人目の前なのに見惚れてぼーっとしてたとかほんと北原ありえない。
「ふふっ、里英ちゃんておもしろいよね〜驚いたと思ったらもう次の瞬間にはぼーっとしてるし。名無しさんは里英ちゃんのそういうとこ、可愛くてだいすき。」
なんて屈託のない笑顔でゆってくる。
なんなんだよ、それ。
かわいすぎかよ〜
「名無しくんはいっつも冗談ばっかだから、きらい〜」
なんて思ってもないこと。あぁ、私はなんて可愛くないんだろう。
なのに、冗談のつもりないんだけどな〜なんて小声でぼそっと言うんだもん。
ずるいよ、ばか。名無しくんを好きでいることやめるなんて無理に決まってる。