DreamV.
□だーれだ
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「やけに今日積極的やったやん」
「うるさい変態」
名無しさんのシャツの前を締めながらそう言えば冷たく返ってきた
「なんやねん、さっきまであんなに素直で可愛かったのに」
「それは…っ///」
名無しさんの顔が一気にかああっと赤くなる
「それは?なんなん?」
「…ひ、久しぶりすぎたからっ」
「それだけ?」
「…引かん?」
「ん、引かん」
「ずっと彩のこと考えてひとりでシててん…っ、やから彩やって思ったら自分抑えられへんかってん」
「…っ///」
「わああ!やっぱり嘘!忘れてや!ああもう恥ずかしい!!!最悪や〜」
真っ赤な顔を手で覆って、恥ずかしすぎる、最悪や、死ぬ、とか言ってる名無しさんの手をゆっくりどけて
優しく口づける
「めちゃくちゃ嬉しい、私も久しぶりの名無しさんやって思ったら我慢とか効かへんくって学校やのに最後までしてもうてん」
「ほんまや!どあほ、変態」
「えっ、ちょ」
って少し焦れば
ふっ、なんて笑われてぼそっと
「…だいすき」
「ん、私も」
それからどちらからともなくキスをして2人で顔を見合わせて笑った
この時がいつまでもずっと続けばいいのに、なんて惚けてる頭でぼんやりと思った
end