DreamV.
□DATE.2
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[岸野里香]
「わ〜、2番!」
「あっ、俺も2番!」
「じゃあ、お二人さんいってらっしゃい!」
入場ゲートをくぐって何も言わずに里香ちゃんの手を取る
「わわ…っ」
「何?嫌やった?」
ニヤって笑えば、途端に赤くなって、えっ、いや、あっ、とか言って焦り出す
「あはは、ごめん、ごめん笑 その顔見たくてからかっちゃった」
そう言って赤いほっぺをつんつんすれば、さらに顔を赤くする
ただただ黙って顔を染める里香ちゃんがただただ可愛くて見てるこっちまで顔が熱くなってくる
「い、行こっか///」
「…うん////」
2人して顔を真っ赤にして歩き出す
「##NAME4##くん」
「ん?」
「やっぱりさぁ」
自分の足元を見つめながら里香ちゃんがぽつりと呟いた
「女の子って、細くて、肩とか広くなくて、ふわふわしてて可愛らしい小柄な感じが一番やんな…?」
とてもネガティブなことを言い放った里香ちゃんはうつむいてて、長い髪に隠れて表情は全然見えない
「…わ」
肩を持って里香ちゃんをこちらに向かせて両手で里香ちゃんの顔を挟む
「俺はそんな子よりも、綺麗で、照れ屋で、セクシーで、スレンダーで、一緒にいて楽しい里香ちゃんがいい」
まっすぐと里香ちゃんの目を見てそう言えば里香ちゃんの顔がみるみるうちに染まってく
どうにも愛おしくて、おでこにちゅっとキスを落として
「ほら、行こっ」
何にもなかったかのように歩き出した
手を繋いでた里香ちゃんの手に力が入ってそれがとても嬉しかった