欅坂 (短編)

□After Light
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『…よしっ』





今日こそ



絶対にあの子に告白する





あの子とは

よく行くファーストフード店の店員さんで

名前は小林由依ちゃん



昔から通ってたこの店に

三ヶ月前からバイトで入ってきた彼女を見たときから

一人称は恋に落ちて…



要するに一目惚れなんだけど



もちろん最初は上手く話せなくて

歳はいくつで、趣味は何なのかなんていきなり聞けるほど社交的な性格じゃないし



けど出会って一ヶ月くらいかな

週に3~4回は通ってたある日




先に声をかけてくれたのは彼女だった





「よく来てくれてますよね…?ありがとうございます//」





それまではクールな感じの人なのかなって思ってたんだけど

優しい笑顔を見れば心から来店を喜んでくれているのも

若干照れてることも分かって…



見た目とのギャップがさらに一人称の気持ちを加速させた



その後も足繁く通い続ける内に少しずつだけど



こっちからも話せるようになって…



今ではお互いに敬語も省いて喋れる友達感覚

普通ならこのままゆっくり距離を縮めてから告白…





といきたいところなんだけど




今まさに告白しようとしてる一人称





その理由は





突然現れたライバルにある。
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