『Give me chocolate!!』
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「あ〜あ。」
チェスター・バークライトはわざとらしく溜め息をつくと、隣で本を読んでいるクラースを見た。
「どうした、溜め息なんかついて。」
どうした、というわりには全くこちらを見ていない。クラースは小さな活字を目で追っているだけだ。
「だ〜んな。」
「ん〜？」
「今日何日か分かる？」
「14日だろ？」
まったくこちらを向かずに淡々と答えるクラースにチェスターはガックリと肩を落とすと、またわざとらしい溜め息をついた。
「はぁ〜あ。…ん？」
少しふてくされたチェスターの膝の上にポスリと何かが落ちる。
明らかに隣から投げれたものだ。
「旦那、これって…！」
「チョコではないが…一応な。」
シンプルにラッピングされた小袋には手作りらしいクッキーが入っていた。
チェスターは目を輝かせ全然こちらに振り向かないクラースを見つめる。
「ありがとなっ！」
「……ん。」
２月と言えばバレンタイン！
久々にチェスクラ書いた!!クラースさんはなんだかんだで毎年チェスターに手作りのお菓子をあげてればいいよ!!!!
拍手ありがとうございました(*´ω｀*)