世界政府の鴉

□主人公とドレーク
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チチチ…

ドレークは鳥の声で起きた。
というか、体質的に6時ぴったりに目を覚ました。
軍隊に入っていたりすると誰にでも良くあることらしい。

ドレーク「そうか…俺は海軍本部に泊まったんだったな…こんなにいい目覚めは久しぶりだ…な…」

そして視界がしっかりしてきたドレークは気づいた。
横にあったはずの温もりがない。

ドレーク「あれ…たしかリーフがここにいた…よな?」

ドレークは軽くあたりを見回した。
そこに、リーフが着ていた白いキャミソールを見つけた。
それを不思議そうに手に取ったドレークは、外から何か聞こえることに気がついた。


リーフ『うわわっ!こら、噛むなってこのぉ!!あはは!』


それは紛れもなく、自分の可愛い愛弟子の声であった。
ドレークは部屋の窓から外を見た。
リーフは港で小さな猫とセンゴクのヤギとじゃれあっていた。
そこには子供のように無邪気に笑うリーフがいた。
この頃血なまぐさいことしか見てきていなかったドレークにはあまりにも眩しい天使のようだった。

ドレーク「毎日…あの笑顔を見ることはできないものか」

ドレークは決して叶うことのない願いを静かに口にした。
しばらく見ていると、リーフは何かに気づいたように猫を抱えると、ヤギにも着いて来るよういいながら本部の中に走って行った。
その足音はドレークの部屋まできた。

リーフ『師匠おはようございます!!!!!師匠がバカみたいに朝6時ぴったりに起きるのすっかり忘れてましt「声がでかいΣ;静かにしろ!あとバカみたいってなんだ?!!って、部屋にヤギを入れるなヤギを!!!」

ドレーク「お前なぁ、朝から動物と戯れるのはいいが毛とかはらってから入ってこい;あとまだ寝ているやつらもいるんだから静かに入ってこい;;」

リーフ『あ、そうだ!この子さっきそこで見つけてきた猫ちゃんなんですけど飼ってもいいですk「無視か?声がでかいと言うのに。あとダメだ。もとあった場所に返してこい」うわーん人でなs…猫で無しー!!!』

ドレーク「なんだ猫で無しって…わかった、持っていてもいいから早く支度しろ。食堂に行ってから…久々に『夜の営み?』どこでそんな言葉覚えたんだ。手合わせだ手合わせ」

そういいながらドレークはベットから降り着替え始めた。
リーフも猫を近くのテーブルに置き、ヤギにセンゴクさんのところへ行くように言ってから身仕度を始めた。


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リーフ『よし!行こっか猫ちゃん!』

猫「にゃーん」

ドレーク「食堂まで持って行く気か」

リーフは着替えが無いので、一番小さい海兵のユニホームとスカーフを着て、下には真っ黒のワークパンツをブーツに入れ込むようにしてを履いた。
ドレークは相変わらず紺色のスーツに鮮やかな青色のネクタイをしていた。

リーフ『この子にもご飯あげなくちゃじゃないすか』

ドレーク「それもそうだが、他の奴らが嫌がらないという保証はないぞ」

リーフ『大丈夫ですy「そんなわけ無いだろ、外に出してこい」…おはようございます』

そこにいたのはセンゴク元帥であった。

ドレーク「おはようございます。今日は早いのですね?起床時間を早められたのですか?」(海兵の基本的な起床時間は7:00です)

センゴク「どこぞのバカ娘がわしのヤギを持ち出したみたいでな。起きる他なかった」

ドレーク「あぁ…どこぞのバカ娘ですか…;;」

そう言ってドレークはゆっくりと視線をリーフに落とした。
リーフも同じようにゆっくり目をそらした。

ドレーク(ガッ!!←リーフの頭を掴んで無理やりお辞儀させる)

リーフ『いでっΣ;;』

ドレーク「ほんっとにすみません!!後でしばいときますのd『え、まって?』

センゴク「うむ。瀕死状態になるまでたのm『え、おかしい』」






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せっかくなので3人で同じテーブルについた。
猫ちゃんはリーフの足元に置いてミルクを頬張っていた。

リーフ『この子ノラちゃんっすかね?』

ドレーク「あまりそんな風には見えないがな」

センゴク「なんだ、お前たちの猫じゃないのか」

リーフ『朝センゴクの旦那のヤギちゃん持ち出して港で遊んでたら出てきたんですよ』

ドレーク「何処かの飼い猫が逃げたんだろうな」

リーフ『飼ってい「ダメだ」早いよもうちょっと考えてよ;』

センゴク「おぉそれで思い出した。今日は海軍全体で行う身体測定があるんだが、お前らもやってくか?」

リーフ(全然関係ねぇ。その話で思い出すきっかけがわからねぇ)

ドレーク「よろしかったらぜひ参加させてください!」

センゴク「よし、リーフも来るか?」

リーフ『えぇーめんd「手合わせはその後だな」…わかったよ;』

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3人は朝食を食べ終え、身体測定が行われる8:00まで一旦解散した。

リーフ『相変わらずセンゴクの旦那は朝から和食でしたねー。味噌汁と鮭と雑穀ご飯とかベタすぎんだろ』

ドレーク「だが体にいいことは事実だ。逆にダメなのはお前だ。朝から生魚のみってどうなんだ;;それも刺身とかじゃなく朝から生け捕りにした魚にかぶりつくとは…お前は熊か。俺でもさすがにそんな食べ方しないぞ;」

リーフ『いいじゃないすか!1番新鮮なんだし!!ね!猫ちゃん!!』

ドレーク「猫でもちゃんと牛乳一杯は飲んでるというのに」

リーフ『うん。でも師匠の朝からクロワッサンとあんぱんとメロンパンとフランスパンとナンと食パンと最後に米粉パンってチョイスもどうかと思うよ私』

ドレーク「言っている間にそろそろ8時だな」

リーフ(無視か?黙秘権か?)

ドレーク「さすがに猫を持ったまま測定するのは邪魔になってしまうからこの間だけでも置いていけよ」

リーフ『そうだねー1匹ほおって置くのかわいそうだから一緒に行こうk「おい何を聞いていたんだ、そうだねーになってない」自分の行動思い出しやがれこの野郎』
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