黒バス

□裏表
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今日は
私の彼氏である黒子君の
誕生日である
正直言うと何をあげればいいのか
分からない

「んー…何をあげよう」

私がうなりながら考えていると
どこから現れたのか
黒子君が私の顔を
覗き込んでいた

「名無しさんさん
どうしたんですか?」

黒子君は不思議そうに
私の顔を見ている

「わっ…く、黒子君」

黒子君は自分の誕生日だと
いうのに
いつもと変わらないようだ

「今日は黒子君の誕生日だね」

そう言うと
以外にも黒子君は
目を輝かせて私の方を見た

「名無しさんさん
僕の誕生日覚えていて
くださったんですね」

か…可愛い…
目を輝かせてこちらを
見ている黒子君があまりにも
可愛い…

誕生日なんだから
欲しいもの一つくらいあるよね
でも…思いつかないから
思い切って黒子君に
聞いてみる事にした

「黒子君
今日は黒子君の誕生日だから
欲しいもの
プレゼントしたいんだけど
何が欲しいかな?」

そうすると黒子君は

「その気持ちだけで
嬉しいです」
といつもと同じように
控えめな反応

(こんな時くらいは
甘えてもいいのに…)

そう思っていると黒子君は
硬く閉ざしていた口を
開いた

「じゃあ…何でも…
欲しいものを頼んでも
いいんですか(黒笑)?」

黒子君は
ちょと意味深な言葉を
言い放った

「黒子君…それってどういう…」
私が最後まで言い切る前に
黒子君の口が私の口唇を塞いだ
黒子君は口唇を
離して欲しいものを言った

「僕の欲しいものは…
名無しさんです」

私はベッドに押し倒された…
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