短い夢物語

□Can you……?
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俺はお前を見つけた。新選組に囲われている女がいると報告を受け、東国の女鬼を捕まえる次いでに顔を見てやろうとやって来たが……何故!何故平然と部屋に招き入れるのだ!

「…俺は鬼だぞ?…奴等から聞いていないのか?おそろしくないのか?」

『確か風間様でしたか?…鬼とは聞いておりましたが、鬼も人も同じです。この世に生を受け、生きているのに変わりないじゃありませんか……それに恐ろしいのは鬼ではなく、人ですよ。』

可笑しな話をする奴だ…。恐ろしいのは鬼ではなく人……そんな事を言う人間を初めて見た。女はルイと名乗っていたな…

気付けば毎日の様にルイの元に通い、女鬼はどうでもよくなっていた。

『あら?そういえば、風間様?雪村さんへの求愛は?』

「そんな者はどうでもよい……。ルイ、酒を…」

慣れた手付きで酒を注ぐお前は…鬼の元へ……いや、俺の元へきてくれるか?




ルイ、夫婦になろうではないか……いや、夫婦になってはくれぬか……?

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