短い夢物語
□突然の、その先に
1ページ/9ページ
『………や、ヤバい……』
ど、どうしよう……生理がキテナイ…。最後にキタのはいつだっけ?……最後に先生に会ったのは……。
「どうしたの?ルイちゃん?…面白い顔が真っ青だよ?」
…総司、こんな時にからかってくれなくてイイ!今は早急に手帳と睨めっこしなければならないの!…でも、総司の言う通り…私の顔は真っ青になっているに違いない。
「あ、あの!…私で良かったら話を聞くよ?」
ち…千鶴〜……助けて欲しいけど…話したらダメだ…千鶴が穢れてしまう…。でも、本当にどうしよう……。先生に相談…いや、ダメ…ってかムリでしょう?あーもう!どうすればいいの!!
「…ルイちゃん…百面相してるね…。」
…机に突っ伏した私を総司が突っついて遊んでいるが…それどころじゃない。制服のポケットからスマホを出し先生にLINEを送った。
ーー今日、会える?ーー
ーーどうした?ーー
ーー…話、あるからーー
放課後、屋上で待ち合わせた。