水とな
□もぅ、離せない〜part2〜
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ふと目が覚めると
愛しい人が腕の中に居た
まだ3時過ぎか…
ふと目が覚めた自分に
ありがとうと思う
すやすや眠るとなみを
見ているだけで
心が満たされていく
こんな気持ちは初めてだ
こんなにも天真爛漫で
娘役みんなの憧れで
ファンの方も溺愛で
男役からはもちろん評判で
手に入らないものと思っていた
手に入れた今
自分の欲が強くなり
となみの過去にも嫉妬する
わたるさんと
どんな時間を過ごし
どんな相手役を
努めてきたのだろう
となみにとって
どんな存在なんだろう
なんて考えても
嫉妬は止まらない
ただ、
となみの身体を愛したのは
私が初めてで
これからも誰にも譲る気はない
誰にも渡さない
この幸せを
もぅ、離せない
私自信が離すことなんて出来ない