水とな

□プレゼント〜part4〜
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毎日が目まぐるしく過ぎていく
CSの撮影やインタビュー
お茶会やアクア5の活動
舞台の買い物やテレビの収録
グラフの撮影やインタビュー等

公演が終えてから
毎日のとなみを含めた
下級生達のお稽古も終えて
他の仕事もこなしていく

「死んでしまいそぅー」

と、呟くと

「死ねばいい」

と、トート風にハマコが
突っ込みを入れてくる

人間の体って案外丈夫だな
なんて、
意味のわからないことを考え
12時を過ぎている時計を見て
家に帰ると電話がなる

「みずさん?家につきました?」

9時頃までお稽古を
一緒にしていたのに

遠い昔の様な気がする
この優しい声

となみの独特の
鼻にかかった艶のある声

身体を跳ねるように動かしながら
テンション高いく
ころころ表情を変える
となみを思い出す

「水さんっ?」

抱き締めたい
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