三毛猫のうたた寝
□知らない世界ってなんかドキ(((*〃゚艸゚))ドキするね!!☆
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ドーんと、放り出された。
気がつくと、なんだか知らない所にいた。
…えっと、ここどこ?
宇宙人のような人が歩いていて、まるで江戸時代のような家が並んでいる。
まてまて。ゆっくり考えてみよう。
名前は、猫子。
高校生。
さっきまで、本屋にいて、銀魂の新刊買って帰ろうとしてた、よね?
あれ?ここどこ?
私が、少し天パってるとき携帯がなった。
『もっしも〜し。猫子?』
「…」
『待ってよー、猫子。切らないで。あたしだよ?犬美だよ?』
「なんのよう?こっちは、忙しいんだけど」
『あはっ☆じゃ、成功したんだね?じつはね、あたし、すごい発明しちゃったんだ」
「…なに作ったんだよ。タイムスリップの機械作ったとかいうなよ。犬美が言うとシャレにならないから。なんたって、犬美、アインシュタインの生まれ変わり、だしねー」
『惜しいよ、猫子。タイムマシンじゃなくてね、あたしは本の世界に入れる機械を作ったんだ。』
「へー。いま、私、嫌な予感しかしないよ
?」
『え?そうなの?月のない夜は背後に気をつけてね。
ま、機械を作ったのはいんだけど実験する人がいなくてね。困ってたら、本屋から本を持ってでてくる猫子に会ったんだ。ちょうど良くてね、実験代にしてもらったよ』
「…」
やっぱり、お前の仕業かぁぁぁぁああぁぁぁぁ。
一通り犬美と話したあと、ぱたりと携帯を閉じた。
『ま、猫子なら、美人だし?なんとか、やっていけるよー。気が向いたら、こっちに帰る機械つくるからねー』
「あのさ、家族とか先生にはなんて言ってあんの?」
『えっとねー…。
妻子がいる男の人と本気の恋愛していて、けど相手に見捨てられてしまい、自殺しそうなくらい心にダメージうけたので、傷心旅行へ行きました。って言ったー。』
「…それ、例え帰れるとしても、帰りなくないんだけど」
さっきまで、していた会話を思い出した。
頭痛い。あいつの頭に、人権の二文字はないな。
というか、ここ銀魂の世界なのか。やっぱり、銀さんとか土方さんとかいるんかな?
なんて、考え事していたら、誰かにぶつかった。
「あ、ごめんなさい」
「こっちこそ、ごめんな」
目が合う。びっくりした。
「…坂田銀時。」
いきなり、主人公の登場かよ。
なせか、相手のほうもびっくりしている。
銀(なに、この子。めっちゃ可愛いんだけどぉぉぉぉぉぉ。めっちゃタイプなんですけどぉぉぉぉぉぉ)