☆カゲプロ小説☆

□鈍感。
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君は、いつもきづいてくれない。

僕がこうやって笑ったり、こうやって一緒に会話するのも、全部君だからだよ。

君はただの荷物持ちだとしか思っていんだろうけど。

僕は君と近づけたと思っている。いっぽう的な考えだと思うけど、
また君にキモいとか言われるだろうけど、


僕は君が好きだ。

普通の会話さえも今はできないね。
同じ事しか君は喋ってくれないけど、それでも良かった。
君の声が聞けるんだ。それだけで、僕は幸せだった。
だから、君のそばにいさせて欲しいんだ。今はこの時に縋ることにしよう。

次の次の次の日も、またおんなじ繰り返しに頼ろう。

逃げてる訳じゃない。怖い訳じゃない。ただこの空間に慣れてしまったんだ。だから今はここを出たくない。







君は苦しんでるの?
僕がずっと繰り返しているから?
君が苦しいのなら、
辛いのなら、
出たいのなら、
僕が変えよう。
未来はきっと変わるはずだ。

…きっと。



僕は誰かを救えているのだろうか。

やっぱり最後の最後まで君の考えてる事がわからなかった。
鈍感っていってたけど、
僕のほうが案外鈍感なのかもしれないな。

慣れてしまった行動を取りながらそんな事を考えていた。

いつも通り、
いつもの場所。
いつもの時間。

決まったものがありえないスピードで僕に迫ってくる。
僕はその度、君と話したことを思い出すんだ。そしてニヤッとにやけてしまうんだ。おかしいよね。

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