ルナミ置き場

□性潔
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世界にたった数本の樹、宝珠アダムで

作られた最強の船。

サウザンド サニー号



船の中は船大工フランキーにより整備されて

おり、何不自由ない


…はずなのだが




「ちょっと、ルフィ!

臭うわよ!」


「別にいいじゃねぇか。」


「良くないわよ!私は嫌なの!!」


「おれは嫌じゃねぇ。」


はぁー…とため息をつくのは

航海士兼この船の船長の女。



「あのねぇ、お風呂がないんだったら

入れないのは分かるけど、こんなに立派な

お風呂があるのに、何で入らないの?!」


「だって…めんどくさい。」


「子供かっつーの!」


この船の男どもはサンジ以外は身体を

清潔にするという事に関して無関心の様だ。



「悪いけど、あんたとくっつくと

気になるのよ!臭うし、身体はベタベタ

してるし。」


「おれはお前とくっつくといい匂いして、

ツルツルしてるから好きだ。」


「そら、あんたは良いでしょうよ!!」



「…お風呂に入らないんだったら、

もう、あんたとキスもHもしない!!」



「!!

それは困る!!


でも、おれは風呂には入りたくねぇ!


風呂に入らずにキスもセックスもする!!」


ルフィは大きな額に筋を浮かべて、

堂々と叫ぶ。


「どんだけ、自分勝手なのよ!!」


…自分勝手な男を持つと苦労する…



「そんなに、言うならお前が風呂に

入れてくれよ!」


「嫌よ!それくらい、自分でやってよ!」


「おれは別に風呂には入りたくねぇ。

ナミが嫌ならナミが風呂に入れてくれれば

いいだろ。」


「…」


船長の持論ははたして正しいのか…?

正しいかどうかは置いといて、


「…仕方ないわね…。」


ルフィが、こう言い出したら、もう引かない

のは今までの付き合いで百も承知。


なんだかんだ言っても船長には弱い航海士。

最終的にはいつも彼の欲求を聞いてしまう。


「おし!じゃぁ、早速風呂に入るか!」


ルフィはしししと笑い、満面の笑みで

ナミの手を引き風呂に向かった。
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