超・裏置き場
□憎悪(ゾロナミ編)
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オレンジの髪が美しいその女。
その大きな瞳でおれを捉え、
その声で魅了し、
その身体でおれを離さなかった。
好きだと言ったじゃねぇか。
愛してるとも。
それなのに、あっさりおれから
離れようとする女。
“私…ゾロが好きなの…”
一方的に告げられた別れは
まるで意味が分からない。
何を言っているんだ…
お前はおれを好きだと言ったろ?
なぜ、おれから離れる…
おれはこんなにも
お前を愛しているのに…
愛している
愛している
お前が欲しい
おれを感じろ
おれを見ろ
次第に暴走しだしたおれの欲求
お前の心からおれがいなくなることは
許せねぇ。
ナミ
おれはお前を愛している