もっと違う形で君に出会いたかった

□ドラコの朝
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ドラコside




マフラーと手袋がないと凍死してしまいそうになる、
ホグワーツでの冬も今年ももう四度目だ



「……寒っ」

この厳しい寒さに慣れるはずもなく
相変わらず憂鬱な朝を迎えていた


その上今朝は
髪をセットするのに手間取ってしまい
朝食を食べに大広間へ向かうのに
20分も遅れてしまった


仕方が無いから
クラッブとゴイルには
先に行ってもらったけど







それ以外は特になんでもない
平凡な朝
また今日もいつもの一日が
やってくるのだろうと思っていた














「おい、待ってくれよ‼」








この声を聞くまでは…








「頼むから、待ってくれよ‼

俺の話をちょっとは
聞いてくれてもいいんじゃないかい⁈」



誰かを追いかけてるらしいが


…一体全体
この煩わしい声の主は誰なんだと思っていると



その声の主が僕の横を走り去った





……あぁ
ウィーズリーの双子の片方か







ならば興味はない
気にせずに大広間を目指そう










「頼むよ‼ローズ‼
話を聞いてくれ!」









いや、少し盗み聞きでも
してやるか
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