なんか違う

□05.寮長サンは××でした。
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扉の前に着いたはいいんだけども。
俺はこのまま扉を開けて良いものか絶賛悩み中だ。


なぜなら母さんに読まされた本によると、寮長は貞操無しが多いらしいからな....真っ最中だったらどうしよう。


どうしたものかと暫く考えていると中からがたがた、と物音が聞こえた。
....一体中では何が起こっているんだ?


1度、インターホンを鳴らしてみる。ぴんぽーん、と日常的に良く聞く音。


しかしまだ物音が聞こえるのにも関わらず、出てくる気配なし。居留守使う気か?


ムカついてきた俺はインターホンを連打してみるが、やはり出てこない。


え?なにコレ。ホントに真っ最中なの?そうなの?


扉に手をかけると鍵はかかっていないみたいだった。
....寮長管理しっかりしろよ。


学園の警備体制に不安を抱きながらも部屋にお邪魔させて頂くと、そこには目を疑う光景があった。
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