Series

□SELF CONSCIOUSNESS ※
1ページ/7ページ



頭がもやもやして気持ち悪い。

こんなのは今まで自分にはなかった感覚。

原因は分かっている。
どうせ、アイツのせいだ。


1stミッションにあんな形で反応してしまった自分に、処置を施したアイツ。

2ndミッションでは4人での介入行動後、フラッグとの戦闘があった。おかげで他のマイスターとは別行動になり、その後もティエリアを宇宙へ見送ってからは、東京の住居へ帰った。


だから、アイツとはまともに接触していない。


(…っ!アイツのせいで、余計に頭が気持ち悪い!!)


思い切りベッドにやつあたりした瞬間、携帯端末に次のミッションの連絡が入った。


××××××××××


今回のミッションは、久しぶりにアイツと組んでの紛争介入。


もやもやした頭のまま、デュナメスとの合流地点に到達する。



何度目かの紛争介入。


その都度、あの熱が自分を襲う。


そして。



決まって脳裏に蘇る、あの時のロックオンの行為。


正直、動転し過ぎて何をされたのか明確に覚えていない。


ただ、はっきりと残るのは。


(あたたかくて、柔らかかった)



「…つな…刹那っ!!」



ロックオンの呼び掛けに、はっと我に帰り、眼前でMSを切り裂く。


「…ミッション・コンプリート…」


××××××××××
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ