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□絶対的勝者
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確かに、気を抜いていたかもしれない。



女性だから、いきなり乱暴に跳ね退けるのは憚られたのも確か。



だからとは言え。



(キスは、予測不可能だ。)



「…怒っているのか?」



オレンジを撫で回していた手の動きを止め、瞳が自分に向けられる。



「いいね、刹那。」




「そーゆう、ストレートなお前はほんと気持ちがいい。」



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