Scrap

□未定
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ふらりふらりと世界を回っているとは言え、長ければ同じ町に1、2ヶ月滞在する場合もある。

旅をするにも金は要る。
エクシアだってメンテをしなければ動かなくなるし、第一、運搬費用が馬鹿にならない。


ある程度の金を得るまでは、一箇所に留まり日雇い労働者として働くしかない。
そしてまた、旅に出る繰り返しだ。


放浪も2年を過ぎた頃、俺はヨーロッパに足を踏み入れ、そして眠れなくなった。



抜けるような白さの肌と澄んだ碧眼の人々は、俺に彼を思い出させた。


無論忘れてたいたのではない。


ただ、その『ロックオンの死』という現実を。


受け入れる事も否定する事もしなかっただけで。



(お前が、俺の隣に居ない。ただ、それだけの事だ。)





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