東京喰種
□小さくなりました
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「ねえ、エト…」
「なに?」
幼稚園生くらい小さくなっちゃいました。
「いや、なにじゃなくてさ…珈琲に何いれたの!」
「なんだろうね?」
「しかも、抱っこするのもやめてよ…」
「だって、名無しさんいつも私の事抱っこするじゃない」
「…別に、私がやる分にはいいんですー」
ぷー、とほっぺを膨らませながら言う名無しさん。
「あはは、可愛い」
「くそっ、誰かに治してもらうから!」
そう叫ぶと、名無しさんは部屋から飛びでていった。
「あーあ、自殺行為を…」
エトはため息をつくと追いかけることなく、ソファーに座りなおした。
*白鳩の襲撃前の11区本拠地幹部のみがいる棟があるという設定で。きっと、その棟だけ綺麗。そう、綺麗・・。
「誰かー・・あ、アヤト」
「・・テメェ、誰だ?」
「ちょ、ちょっと待って。戦闘態勢にはいんないで!名無しさんだよ」
「あ?エトより小せェじゃねえか…」
「エトに小さくされたの…って、急にしゃがんで、どうしたにょっ!?」
「ぷにぷに…」
「なっ、なんでほっぺつっつくの…きゃあっ!」
「軽っ」
「降ろせ!こんな低い、高い高いされたって…」
「されたって?」
「嬉しくなんて…嬉しく…なのこれ楽しい!!」