ノマレテク
□ナカマトカ
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青い空
白い雲
そしてブラジャーが掛けてある校長先生の銅像
「…」
そして約束の時間になっても現れない盗みの常習犯
「ったく……」
いつまで待たせる気なのだろう
金田、…正太郎。
不思議な人だった
なんてゆーか…普通じゃない
「かいじゅう?」
「呼んだ?」
「ア"ッ!?!?」
声がした方向を向くと壁の向こうでバイクを整備していたらしい見覚えがある小ちゃい男の子が居た
「甲斐っていった?」
「い!いってない!」
「そう?あ、彼氏待ちィ?うけるぅ〜」
「うけないし彼氏居ないし…!金田くんをちょっと待ってるだけよ…」
壁を乗り越えて身軽に地面に着地しあたしの横に甲斐さんは座った
「へぇー金田ねぇ…ふぅーん?」
「…何」
「好きなの?」
「…あたしが?あんなちんちくりんを?」
「あれ?間違った?」
「あり得ないわよ」
「なぁんだ〜」
「甲斐さんこそどこぞのちゃらんぽらんと毎晩ヤってるんでしょ?」
「俺?俺はねぇ」