Gray witch
□始まりだ☆
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ここはとある店
そこに1人の男が入ってきた
真っ黒の服。赤のロン毛。顔には仮面を付け、ハットを被った男だ
「あら、珍しいお客が来たわね」
「近くまで寄ったんでな…」
「ふーん…。言っとくけど酒代は払ってよ。ツケ禁止」
迎えた店主らしき女の見た目は若い。18といったところか、だが彼女を纏う雰囲気には大人という言葉がピッタリだ
「レイ。お前最近行ってんのか?」
「どこに?…は聞かなくてもわかるわね。行ってないわよ。必要性を感じないもの」
「そうか。」
「どうしたの?あんたが彼処の話するなんて珍しい」
レイと呼ばれた女が問うと男は黙った
「…。ガキをやったんだよ」
「へぇ…。心配なの?」
「ちげぇよ、ただ…な」
そう言って男は徐に立ち上がると見せを出ようとする
「・・・。あんたはこれから何処まで?」
「さぁな」
「そう…。じゃあね、クロス」
同じが彼、クロスの後ろ姿に声を掛けると彼は夜のやみへと消え去った
「クロスの弟子…ねぇ
面白そうじゃない」
彼女の名はレイ。
いまを生きる魔女である
その女…現る→