book1

□You like a dream
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『ヒョン、好きです。』




『俺も好きだよ』



そして何度も何度も
キスをする






でもその唇は暖かくなくて
これが夢だと思い知らされる


はぁ・・・最近この夢ばっかだな。
どんなけヒョンのこと考えてんだ。

ぼーとしてたら
もう4時を回ろうとしてる



ぎー
ドアの開く音
こんな時間に誰・・・




『ジョンデやー
起きてるー??』



静まり返った部屋に響く
ちょっとかんだかい声


・・・ミンソギヒョン?



『ヒョ、ヒョン?!?
どうしたんです?こんな夜中に・・・』



『やっぱ起きてる』

ふっと笑うと寒い寒い言いながら僕のベッドに入ってきた



『今日寒いね』


『そうですね』


ほかにもなんかゆってたけど適当な返事しかできない
さっきまで僕の頭の中にいた人が
隣にいる。
ヒョンの体温、
いつも以上に近い距離。
平然といれるわけがなく
僕の体は熱くゆでだこみたいになりそうだ。



『おまえ、なんか熱くない?
熱でもあるんじゃ・・・』



あなたのせいです。







なんてゆえるわけなく


あるわけないじゃないですか
と笑って返す前に


おでことおでこがくっつく





目の前にヒョンのきれいな顔





うう、なにこれ、限界。






『ヒョン、好きです。』




『俺も好きだよ』



そして何度も何度も
キスをする






あれ?これさっきの・・・




・・・夢?








前から白い手が伸びてくる



『った』


ヒョンが僕の頬をつねったみたい




『ぷっ夢じゃないよ
そんな驚いた顔しないで
それに俺の唇あったかかったでしょ?』

ふふっと笑ったあとに
確認ねといって軽くキスをしてくる



『それじゃあわかんない』



今度は僕の方から
深いキスをする
ヒョンの体温を感じるように
僕の体温がヒョンに伝わるように




これ夢じゃないみたい・・・
・・・夢みたいだけど



〜終〜

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