05/14の日記

23:22
とある一日
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うさぎはいつも君のそばにいた。
君の転校が決まったその日も。
うさぎは君を待っていた。
 
ある日。うさぎはいつもとおんなじように遊んでいた。
まるで、そこに君がいるかのように。
僕の目に映るうさぎの姿はそれが最後だった。

君は泣いていた。
うさぎの死を眺めつつ。

しかし、受け入れることができないのか、うさぎは私の目に映り続けていた。

君は笑っているように見えた。
・・・私の目の中では。

うさぎのはしゃぐ姿が今でも目に浮かぶ。
今はいなくなってしまったうさぎを胸に、ただただ自分はあの子を見ていた。

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