イナイレー短編2ー

□私の手に届かない先輩
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前までは隣にいれるほど近くなのに…今は世界…だから届かない…
私は右腕を怪我した…そこまで酷くないけど…汚れた私に触れないで…イジめられ…嫌な言葉を言われてから先輩を避けるようになった

「貴方なんか二人の視界に入らないわよ」
ミネン「知ってるから避けてるんだ」
「いい、気味ね」
スタスタ
ミネン「届かない所にいる人の側にいてはだめ…」
校庭
ミネン「イナズマジャパンとネオジャパン…か」

やっぱり届かない所にいるんだ
目の前にいても届かない…遠く感じるんだ…
ミネン「…」

いつの間にか試合は終わっていた
帰らなければ…いけない


ミネン「…」
キャキャ
「源田君おしかったね」
「佐久間くんすごーい」
ミネン「…」本当に思ってる?
「ミネン!」
「風丸くんだわ!」
ミネン「何?お兄ちゃん」
「嘘…似てない」
風丸「部活やらないのか?」
ミネン「やりたくもないね」
スタスタ
風丸「抱え込みすぎだろ…」
公園
ミネン「…」

親は死んだ…風丸とは義理の兄弟
一人…前は一人じゃないのに…今は一人だから寂しいな

ミネン「部活やったって永遠に届かない」
「ん…?」
「ミネン?」
ミネン「…」チラ
「やっぱりミネンだよな?」
「どうした?」
ミネン「先輩じゃないですか…何の用ですか?」
佐久間「最近避けてるよな?」
ミネン「避けてませんよ」
源田「今でも距離あいてるだろ」
ミネン「気のせいですよー」
「ミネンちゃーん」
ミネン「呼ばれたので行きますね」
ッタ
「佐久間くん達に近寄らないで」
ミネン「しつこく言わないでよ」
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