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白猫はそれだけ望まれていない存在なのだ。


僕はいつも僕に暴力をふるう両親が嫌いだった。そんな両親もきっと周りから冷めた目で見られ追い詰められ二人で自殺した。

僕をおいて。

自殺の原因は自分なんだとそのころ幼い僕でもわかった。


それから僕はある金持ちに拾われた。

それが

「目障りなんだよ。失せろ」
僕の隣に立って僕に罵声を浴びせた三毛猫たち睨んでいる ”黒猫”の修くんだ。


三毛猫たちは翔君が黒猫だとわかるとすぐさま走り去った。


「いこ。智くん」
その顔は先ほどの顔とは違い。きらきらな王子様

歩き出した翔君の後ろを追いかけるようについていく



僕は疑問に思った。
なぜ黒猫のいる金持ちが白猫の僕を拾うのか。
それをぶつけたときの答えはとても明白なものだった


黒猫と白猫の違いを研究するための研究資料だよ。



なるほどね
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