NO小説

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とても納得できる理由だった。
初めは性を決められ性奴隷にされるとおもってた。

僕たち猫には性がないからね。


主人となったものに性をきめられる
男なのか、女なのか
これは一種の性奴隷だよと翔君が教えてくれた。
だから僕たちには男特有のあれはついていない。かといって女性みたいにふくよかな胸があるわけではない。主人次第でどうにでもできる体なのだ。

ボスっ
うつむきながら歩いていたら前を歩いている翔君にぶつかった。

翔くんは立ち止まって校舎をみあげている
その眼には光なんてない。

「ぜってのし上がってやる」
そうつぶやくとまた歩き出した



そんな背中を僕はただ見つめる。
もう翔君の目には僕はうつっていない。


今日は年に一度のノイジー決めが行われる日
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