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僕たちノイジーはいつもの教室と違うホールへ集められた。
どうやらここで発表がおこなわれるようだ。
みんなの緊張が肌からひしひし伝わってくる。
「では、これより選抜会の発表行います。」
小太りなおじさんの発言で少しざわついてたホールが静かになる。
「今回の選抜会は前回のキャンセルも合わせ40人になりました」
キャンセルそれはパートナーを外されることを意味する。
キャンセルされるノイジーは性を決めらていることがほとんどなため、その性を抱え選抜に望まないといけない。
もちろんそんなの選抜には不利だ。
ホント勝手だよなー。
性まで決めて手放すなんて。
隣に座っている翔君に目を向けると相変わらずその瞳には光は宿ってない。