健気嫌われ執事
□一話
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人間界にて濡れ衣を着せられた青年は船を漕いでいた。
「もうすぐ魔界の国につくんだ・・・!」
魔界の国であればもう追われる事はない。そう安心していたのも束の間、到着したはいいが衣食住をどうすればいいかが問題だ。
近くの人形に変化した魔物に話しかけようとしたらその魔物に問答無用で殴られてしまった。
話に聞いていた通り、魔物は人間
嫌っているようだった。
市場の先へある魔物の城へ青年は足を運んだ。
王への謁見は簡単に出来た。
束縛されながらだが。
相当、人間は嫌われているんだなと青年はまた思った。