鋼の短編

□April fool
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※ギャグ?ver





耳が壊れるかと思うくらいの声が司令部に響いた。




「こ、恋したいって、誰とだ!!」




―――え?突っ込むの、そこ??




エドワードはキョトンと司令部の人たちを見た。

ロイをはじめ、全員が人を殺しそうな表情をしている。



「あの……?」

「どこの奴だっ!まさか、東方司令部の奴か!?待ってろ。すぐに北に飛ばしてやる!!」

「え?え?」



訳が分からず、何も言えないエドワード。

いつもなら、バキュンと一発で静かにさせるホークアイ中尉も一緒になって、大佐たちと騒いでいた。





「で、どこの誰だ!!鋼の!!」

「いや……、今はそんな奴いないって!!」

「そ、そうか……」

「う、うん」



やっと落ち着いた大佐たちに、エドワードもホッと息をついた。






―――どうしよう……。こんなはずじゃなかったのに……






何も言えない表情を浮かべるエドワード。

先ほどの言葉を否定することも出来ず(周りはすでにほかの話に花を咲かせている)、途方に暮れていた。























教訓―――April foolであっても、嘘を吐くときはすぐに嘘だといえるものにしよう!!

     間違っても、今回のように、つきたい嘘よりほかのところを突っ込まれるのはやめよう………トホホ………








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