『The rainbow of seven colors』 完結
□9.疑問
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俺は江古田高校2年の、黒羽快斗。
実は、あの有名な怪盗キッドでもあるのだ!!
ポーカーフェイスは完璧!
そして、キッドをやってるためか、その場の空気や気配にも敏感だし、人の心にも敏感だ。
で、だ。今、俺には気になる奴がいる。
…………転校生の、工藤新一だ。
奴は、どうやら顔は俺に似ているらしいが(自分ではあまりそう思わない)、
どちらかというと、“美人”とか、“きれい”と評されている。
まぁ、確かに美人だとは思う。
しかも、正論を言うからか、あの鬱陶しい白馬すら、丸め込みやがった。
………まぁ、俺にしちゃあ、助かったんだが。
だが、そんな奴が今、様子がおかしい(言いたかったのはこれ)。
いや、様子と言うより、奴の纏う空気が、おかしいというべきか……。
何かを隠してる。……その何かまでは、分からねぇーけど。
それに、気付いてないのか、授業中、教室の中を見ては、ため息をついてやがる。
窓側の一番後ろの席だから、教室全体を見ることが出来るのだが……。
俺の後ろなため、ある意味、辛気くさくて鬱陶しい………。
だが、声を掛けられん……。どーしたものか………。
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