『The rainbow of seven colors』 完結
□16.疲労
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―――人には、必ず"限界"というものがある。
クラッ―――
『あれ?』
優希は朝、起き上がろうと立ち上がったが、すぐにベッドに戻った。
頭がクラクラする。
風邪……ってわけでもなさそうなのだが……。
『……ヤバいかも……?これじゃあ、学校行けない……』
優希は熱のこもった息を吐き出すと、気力で学校に連絡を入れた。
その後、先生にもメールを入れておく。
『ハァー……』
意識が朦朧としてきた。
………これは本格的にヤバい。
危機感を抱いた優希は、そのままベッドに入り込み、目を閉じた。
すぐに意識は闇の中へ………。
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