「ありがとうございました!」
久しぶりにホルン吹けて満足した私。
るんるん気分で、部室に戻っていると、桃子に出会った。
「桃子ー!」
「あ、美音!どうだった?」
「全然吹けなかった....けど楽しかった!
桃子は?」
「....私は....」
そう言って、俯いた。
「どうしたの?」
「他にトランペットの子がいてね。
その子たちが凄い強いところからきた子だから、凄く上手くて」
「そうなんだ...」
「....でも、だからと言って引き下がるわけにはいかないし!」
「うん、頑張って!
....あ、そうだ。桃子って、何が好き?好きなもの?って何?」
「好きなもの...?」
「うん。好きな漫画とかある?」
「んー...黒○のバスケとか鬼z「黒○のバスケ!私も大好き!」本当に!?」
「よかったー、同じ部活にこういう子ほしかったんだよね〜」
「私も。高校でこういう子って居ないのかと思ってた」
私たちは顔を見合せ、ふふっと笑い、話を続けた。
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