Harmony!
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「明日、担当楽器を発表します。
希望者が多いパートは、今日中にオーディションするのでそのつもりでいてください」
今日は、入部届け提出日。
私はもちろん...吹奏楽部 で出すつもりだ。
ここにいるみんなは、吹奏楽部希望なんだろう。
....今のうちに、名前覚えたりしたほうがいいよね?
こうみえても私、部員の名前を覚えれない自信があります(ドヤァ
なんてトイレで考えてたら、
「こうみえても、じゃなくて、どうみてもでしょ」
なんて、後ろから声がした。
「あれ?声に出てた?
ってか、そんなに私馬鹿っぽくみえる?」
「みえるみえる」
「...日向に言われたくないな」
「なんか言った?」
「言ってません。
....ってか、あれ?日向、オーディションは?」
「...え?」
「ほら、クラって多いんでしょ?
だったら、オーディションあるはずじゃん
ってか、さっき先輩方が、『クラ希望の子!』って言っt「先言えよ!」すみません」
「と、とりあえず言ってくる!」
「ふぁいと〜!」
日向もいったし。
さーて、金管は....
..............。
あ れ ?
金 管 は ?
「うわああああああああああああ!
もしかして迷子!?
いや、迷ってないから迷子じゃないか...ってそうじゃなくて!」
ど、どうしよう....!
あわてて廊下に出てみるけど、誰もいない。
あ、先行かれたな、と思いながら、どこに行けばわからず、とりあえずあるがままに進んで行こうと角を曲がった瞬間。
「にゅ!」
誰かとぶつかり、変な声がでた。
するとそこには、顔の整った、なかなかイケメンの男子がいた。
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