Harmony!

□4
1ページ/3ページ





「明日、担当楽器を発表します。

希望者が多いパートは、今日中にオーディションするのでそのつもりでいてください」


今日は、入部届け提出日。

私はもちろん...吹奏楽部 で出すつもりだ。


ここにいるみんなは、吹奏楽部希望なんだろう。


....今のうちに、名前覚えたりしたほうがいいよね?


こうみえても私、部員の名前を覚えれない自信があります(ドヤァ

なんてトイレで考えてたら、


「こうみえても、じゃなくて、どうみてもでしょ」


なんて、後ろから声がした。


「あれ?声に出てた?

ってか、そんなに私馬鹿っぽくみえる?」


「みえるみえる」


「...日向に言われたくないな」


「なんか言った?」


「言ってません。

....ってか、あれ?日向、オーディションは?」


「...え?」


「ほら、クラって多いんでしょ?
だったら、オーディションあるはずじゃん
ってか、さっき先輩方が、『クラ希望の子!』って言っt「先言えよ!」すみません」


「と、とりあえず言ってくる!」


「ふぁいと〜!」



日向もいったし。
さーて、金管は....




..............。





あ れ ?

金 管 は ?



「うわああああああああああああ!
もしかして迷子!?
いや、迷ってないから迷子じゃないか...ってそうじゃなくて!」


ど、どうしよう....!


あわてて廊下に出てみるけど、誰もいない。

あ、先行かれたな、と思いながら、どこに行けばわからず、とりあえずあるがままに進んで行こうと角を曲がった瞬間。


「にゅ!」


誰かとぶつかり、変な声がでた。


するとそこには、顔の整った、なかなかイケメンの男子がいた。




.

次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ