Life
□重なってしまった単純なこと。
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いつの間にか日は暮れ、
車はあたしの家の近くの公園
に止められ、
あたしは降ろされた。
「………わかってるよね?」
先輩は言う。
『………………』
あたしは答えられない。
「じゃあねぇ♪」
それを肯定と捉えたのか、
先輩を乗せた車は走り去って行く。
………………めっちゃ、腰痛い。
気持ち悪い。
吐きそう。
吐いてしまいたい。
でもここは公共の場。
吐きたくなるのをぐっとこらえ、
家に戻ることにした。
荷物は学校だけど、
特になにもなくて困るものは
ないから気にしなくてよし。
(大事なものは身につけておくんです)
………録画も、した。
けどなぁ…
これを聞かれたら、恥ずかしくて死ねる。うん。
あたしはそっと鍵付きフォルダに
録画したものを入れた。